
“ヒアルロン酸”というのは、人間の細胞と細胞のあいだにある“ムコ多糖類”でヌルヌル状体液です。
“ヒアルロン酸”というと、多くの女性がその“保湿力”による美容効果の大きさを実感したことがあるのではないかと思われますが、なんと1gで6,000mlの水分を保持する力があると言われています。
また、その殆どは肌の真皮層に存在しているために少量の“ヒアルロン酸”で、体のあらゆる部分の水分を保持することが可能になるというわけです。
これによって保水力が高まって、温度や湿度に左右されることなく肌にみずみずしさやハリがもたらされたり、関節液、関節軟骨に含まれていて関節を衝撃から守ってくれたり、眼球ガラス体に含まれて水晶体や角膜の動きをスムーズにしてくれたり、また細菌の侵入をも防いでくれています。
“ヒアルロン酸”の分子は大きくて体内で吸収されにくいので、サプリメント以外にも関節の治療薬に含まれていたり、化粧品に含まれていたり……とさまざまな分野で利用されています。
私たちはもう一つ“ヒアルロン酸”に似た保湿力をもつもので“コラーゲン”というのをよく耳にしますが、この2つの違いというのは……
どちらも人の体内にある成分ですが、“コラーゲン”は動物の軟骨や腱などを構成するタンパク質で、“ヒアルロン酸”は皮膚などの結合組織中にタンパク質と結合して存在する“ムコ多糖類”という糖の一種です。
このようにその由来は異なりますが、どちらも肌に対する保湿効果があり、体内の“コラーゲン”が不足すると“ヒアルロン酸”を摂取しても皮膚に留めておくことができないなど、この2つは深い関係があります。
また、“コラーゲン”の場合は摂取して約6ヶ月くらいで約50%に減少してしまうと言われていますが、 “ヒアルロン酸”の場合はもっと早くて、1~2週間で消耗されて無くなってしまいます。
そして“コラーゲン”が、常日頃から栄養バランスのとれた食事をすることによって体内で合成できるのに対し、“ヒアルロン酸”は合成ができません。
さらに、人のもっている他の成分と同様に“ヒアルロン酸”も、加齢とともに減少して成人では赤ちゃんの20分の1になってしまいます。
そのために、“ヒアルロン酸”は日々こまめに摂取することを心掛けることが望ましいとされています。
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